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処女膜強靭症(処女膜切開術)の体験談などをお伝えするブログです

処女膜強靭症の私が性交痛解消のために試した6つのこと

性交痛解消のために試したこと


処女膜強靭症と診断される前、性交痛を緩和させるために私はあらゆることを試しました。問題は処女膜そのものにあったので、結果的には何を試しても痛みはなくならなかったのですが…せっかくいろいろ試したんだし記録しとこ!という謎の熱意から、私が性交痛対策として試したことをまとめてみました。

もし今性交痛で悩まれている方で、ここに書いてあるようなことを試しても痛みがなくならない場合は、専門医に相談してみることをおすすめします。

試したこと1.潤滑ゼリーの使用

お手軽度:★★★★★
コスト :1000円~
成功率 :10%

ちまたでよく言われる「うるおいが足りていないから痛いんだよ」という話。私も婦人科ですすめられた潤滑ゼリーを使用してみました。使ったのは潤滑ゼリーの代表格「リューブゼリー」です。ドラッグストアにも置いてある、色気のない正統派潤滑ゼリーです(ほめてる)。

リューブゼリー 55g

リューブゼリー 55g

 

性交時のうるおい不足を補うためのゼリー。透明無臭で、ややとろりとしたテクスチャー。パッケージには微塵もいやらしさがなく購入しやすい。分包タイプや膣内にインするタイプもある模様。

結論、どんなに塗りたくっても、やはり痛いもんは痛い…入らないものは入らない。涙

リューブゼリーが悪いのでは!?と思い(ごめんなさい)、LCラブコスメでも潤滑ゼリーを購入しましたが、こちらは粘膜に合わなかったのかヒリヒリしたので使用を断念。

「プレペア」という風俗嬢御用達の潤滑ゼリーも試してみました。タンポンのように膣内にインして、事前に仕込んでおくタイプの潤滑ゼリーです。(風俗嬢のTwitterを読み漁って知りました。)残念ながらこれも痛みには効果なし。


結論:うるおい不足は関係ない

 

試したこと2.リラックスできる環境づくり

お手軽度:★★★★
コスト :1回あたり5,000円~
成功率 :10%

性交痛についてネットで調べてみると、たいてい「緊張しないことが大切」と書いてあります。もしかしたら私も心理的な緊張が原因で膣まわりの筋肉が緊張しているのかな?と思い、お酒を飲んで挑む、ラブホテルで挑む、旅行に行く等、とにかく精神面にアプローチするべくチャレンジしました(至って大真面目です…)。

結果、お酒は特に効果なし。ラブホテルは雰囲気的に後に引けないからか、奇跡的に挿入できたこともあります。

しかしやっぱり痛いもんは痛い…涙 いくら愛する彼であっても、正直殴りかかりたくなるレベルの痛みです。(念のためフォローしておくと、彼は無理やりするような人ではないです)

結論:環境や雰囲気は関係ない

 

試したこと3.ヨガ、ピラティス、ストレッチ

お手軽度:★★★☆☆
コスト :1ヶ月あたり約10,000円
成功率 :0%

もともと身体が固い私。もしかすると骨盤まわりの筋肉やら関節が凝り固まっているから性交痛があるのか!?という仮説のもと、ヨガやピラティス、ストレッチ教室に通いました。

気分のリフレッシュにはなりましたが、性交痛には一切効果は感じられず。結局会費も高いので退会してしまいました。

結論:身体のかたさは関係ない

 

試したこと4.会陰マッサージ

お手軽度:★★★
コスト :1ヵ月あたり1,000円~
成功率 :5%

性交痛について調べるなかで、「チツのトリセツ」という書籍に出会いました。 

ちつのトリセツ 劣化はとまる

ちつのトリセツ 劣化はとまる

 

その名の通り、女性器のセルフケアについて書いてある、いたって真面目な本です。書籍の紹介文には「性交痛も女性器がおとろえているサイン!」的なことが書いてあるしAmazonのレビューも高評価だし、こりゃー期待が高まる!と思い即ポチ。

早速、本に書かれていた「会陰マッサージ」を実践してみました。必要なものはオイルだけなので、とてもお手軽なマッサージです。

2ヵ月ぐらい、時間のある日のみ入浴後にマッサージを続けてみました。だんだん膣に指をつっこむのも慣れてきて、気持~ちナカがほぐれてきた…?という感じもしなくもなかったのですが、残念ながら性交痛には効果なし。しかしチツのいろはを学べたのはよかった。


結論:チツをマッサージしてもほぼ効果はない

 

試したこと5.器具を用いての練習

お手軽度:★★★☆☆
コスト :約4,700円
成功率 :5%

「最初は私も痛かった」「慣れれば痛くなくなるよ」というネットや友人の話を真に受け、もしかしたら慣れの問題なのか?とも考えました。しかし彼とはまだ同居していないし、毎晩練習するわけにもいきません。

そこで、女性向けアダルトグッズで有名なLCラブコスメさんで1本震えるブツを購入。いや、まさか自分がこんな玩具を買う日が来るとは思いませんでした…。

夜な夜な挿入の練習した結果。そこまで大きくないサイズのはずなのに、やっぱり痛い。ゆっくりなら入るけど出し入れとか無理。セックスが気持ちいいとか別次元の話としか思えない。つらい。


結論:練習しても入らないもんは入らない

 

試したこと6.麻酔ゼリーの使用

お手軽度:☆☆
コスト :忘れてしまいました…
成功率 :0%

4ヶ所目(だったかな?)のクリニックで処方されたのが麻酔ゼリー。先生から「見たところ膣に異常はない。麻酔ゼリーを使って様子を見てみて」と言われました。

たしかに理論上は、麻酔で粘膜を麻痺させれば痛みはなくなるはず。彼にも協力してもらい、患部(?)に塗りトライ。次第に患部がじんじんしてきて、何となくイケそうな雰囲気はあったものの…やっぱり痛いよ~~~~~~~~!!涙

これを使ったのはホテルだったのですが、「最終奥儀っぽい麻酔を使ってもダメなんだ…」という絶望感と己のふがいなさと彼への申し訳なさで消えたい気持ちでいっぱいでした。麻酔が効かないんならそりゃー潤滑ゼリーもだめなわけだ。ていうかそもそも、麻酔が効かないってどういう神経してんだよ私の身体…。

 

結論:麻酔ゼリーも効果なし

 

いろいろ試した結論

いろいろな取り組みから、次のことがわかりました。

・うるおい不足は関係ない
・環境や雰囲気は関係ない
・身体のかたさは関係ない
・練習しても入らない
・麻酔ゼリーも効果ない

我ながらいろいろ試したと思う。本もたくさん読みました。クリニックも5ヵ所通いました。それでも原因がわかりませんでした。

行為ができないこと自体もツラいのですが、何よりツラかったのは周囲が当たり前のようにそういう話を振ってくること。「彼とは相性いいの?」とか「ちゃんとやってんの?」とかとか…本当に返事に困りました。飲み会でもその手の夜の話になるのが本当に嫌でした。好きな体位とか知らんがな、こちとらそこまで到達しとらんがな!!!みたいな…。みんな当たり前のようにやってんだよなあと思うと、私は当たり前のことすらできないのかと落ち込んだものです。(現在進行形で今もたまに落ち込む)

 

「私、もう一生できないんでは?」と絶望しかけたときに行ったクリニックで、「処女膜強靭症」だと診断されるわけですが…クリニックの話はまた別記事で書ければと思います。

当ブログが誰かの参考になれば幸いです。