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処女膜強靭症(処女膜切開術)の体験談などをお伝えするブログです

私が処女膜強靭症と診断されるまで

アイキャッチ_私が処女膜強靭症と診断されるまで

この記事では、私が処女膜強靭症と診断されるまでの経緯をまとめてみました。少々長くなりますが、性交痛に悩んでいる方の参考になれば幸いです。

1ヵ所目:男性医師に冷たい一言を放たれ凹んだAクリニック

 【クリニックの特徴】
・年配の男性医師

・若年層から高齢者まで、女性の悩みに幅広く対応
・Webサイトに「性交痛」の記載ナシ


生理不順を相談するためにもともと通っていた産婦人科。  
普段の診察は生理不順やピルのことが中心でしたが、当時お付き合いしていた彼との性交痛が気になり思い切って相談しました。しかし内診にも特に問題なかったことから、「精神的なもんじゃない?過去にトラウマとかない?とりあえずこれ試してみて」とリューブゼリーの試供品を渡され診察終了…。

そこそこ信頼していた先生だったのですが、あまりにデリカシーのない発言に通うのをやめてしまいました。(ちなみに性的トラウマはまったくありません。。。) 

2ヵ所目:優しい女医さんだけど再び絶望したBレディースクリニック

 【特徴】
・女性医師
・先生はがんに詳しい模様
・Webサイトに「性交痛」の記載ナシ

 

開業したばかりの婦人科。「男性医師はもうあかん」というトラウマから、女医さんに絞って近場で探しました。
開業したてということもあり予約がとりやすく、先生も好印象。よく話を聞いてくれる先生で、性交痛についても相談しました。
ホルモン検査や内診をしてもらいましたが、最終的に「器質的には問題ない。個性だろう」との診断…。「病気ではない」という事実にほっとしたものの、これが個性だとしたら私一生セックスできないじゃん…!!と絶望したのも覚えています。でも良い先生でした。 

3ヵ所目:モナリザタッチを取り扱っているCウィメンズクリニック

 【特徴】
・女性医師
・オリジナルの検診が充実。デリケートゾーンの悩みにも特化。
・Webサイトに「性交痛」の記載アリ。性交痛治療のためのレーザー治療も行っている。

 

この頃から「もしかしてふつうのクリニックじゃダメなのでは?もっと詳しい先生に診てもらったほうが良いのか?」と思いたち、鬼のように「性交痛」で検索する日々が始まります。調べるうちに、次のことに気がつきました。

・少数ではあるが、診療内容に「性交痛」と書いてあるクリニックがあること
・「モナリザタッチ」と言われる性交痛解消のための手術が存在すること

そこで、Webサイトに「性交痛」の記載があり、なおかつ手術も行っているところを片っ端からピックアップ。手始めにサイト上のインタビューの感じがよかったCウィメンズクリニックに予約を入れました。 

初診で内診をしてもらいましたが、先生も「異常はないけどなあ」と首をかしげるばかり…。「サイトには手術とありましたが…」と伝えたところ「萎縮性膣炎ではなさそうだし、モナリザタッチをしてもおそらく改善しない」とのこと。

モナリザタッチでも太刀打ちできないのか…。

モナリザタッチに過剰なまでに期待していた私は、再び肩を落とします。(しかしモナリザタッチってすごいネーミングですよね) 

4ヵ所目の病院:Dレディースクリニック 

【特徴】
・女性医師
・美容系にも力を入れているクリニック。
・Webサイトに「性交痛」の記載アリ。性交トレーニングを行っている。

 

クリニックのサイトに性交痛関連記事がたくさんあったため予約。診療メニューに「性交トレーニング」もあり、期待も高まります。

…が。このクリニックは先生が一人でまわしているらしく、とにかく院内が慌ただしい。しばらく診察室で待たされたかと思うと、先生がやってきて矢継ぎ早に質問をされます。先生もなんだか圧強め…。

今までの経緯もお話したところ、とりあえず診てみましょう、ということで早速内診。(余談ですがこのクリニックは対応が笑っちゃうぐらい雑でしたw下半身丸見えの状態なのに「そのままこっち来てください」と看護師さんが見ているなか内診台まで歩かされたり。笑 見られて恥ずかしいって年でもないけれど、もうちょい配慮があってもいいのでは…と思ってしまった)

結果、「器質的には問題ないから心的なものかもね。性交トレーニングもあるから予約してみて」と告げられ終了。トレーニングは、医療用のダイレーダーを先生指導のもと出し入れして練習することのようです。

 自己トレーニングでも効果がないことは確かだし、先生もなんだかこわかったのでその後は予約せず終了。

 

4ヵ所目もダメだったか…ともはや諦めモード。

5ヵ所目の病院:最初はあまり良い印象がなかったEクリニック

 【特徴】
・女性医師
・美容診療や女性器整形に特化したクリニック。
・Webサイトに「性交痛」の記載アリ。

 

Webサイトに「性交痛」の記載があったので予約。しかしもう期待をすることにも疲れ、半ば自棄になっての予約でした。

正直最初は、このクリニックは違うだろうなあと思っていました。というのも、美容診療や性器の手術を行っているクリニックは、どうしてもうさんくさく見えてしまって…そういう手術って美に興味のあるセレブがやるもんでしょ?なんていう偏見があったのです。(ごめんなさい~~) 

期待値ゼロで初回のカウンセリングへ。ここでもまずは内診。クリニックも5ヵ所目ともなると、開脚にも抵抗がなくなってきますね…。
ひととおり観察されたのち、診察室に戻ると先生から衝撃のひとことが。


先生「処女膜強靭症ですね」
 

 

な な なんだってーーーー!!!

 

その名前は散々ネットでも目にしていましたが、指は入るしセックスも死ぬ気で痛みを我慢すればできるので、まさか自分が処女膜強靭症だとは思っていなかった…!!何なら「処女膜強靭症とかあるんだなぁかわいそうに」とか思っていました。

 先生曰く、 

・痛みの原因はふたつある。ひとつは物理的なもの。もうひとつは心的なもの。
・切開手術をすれば物理的な痛みはなくなる。
・ただ、今まで痛い思いをしてきた分、脳に「性行為=痛い」と刷り込まれている可能性がある。精神面へのアプローチは、カウンセリングをしたり、トレーニングをすることで克服はできる。

とのこと。

原因がわかった喜びと、もしかしたら治せるのかもという期待から、診察中は涙をこらえるのに必死でした。(あとでめちゃくちゃ泣いた…) 

【まとめ】原因不明の性交痛に悩んでいる方へ

その後の手術の様子や経過は、別記事で書いた通りです。(ただ、このブログを書いている時点ではまだ術後の経過観察中なので、本当に痛みなくセックスできるのかわかりません…)
5ヵ所のクリニックを通ってみて、私から言えることは次のふたつです。

1.クリニックは複数通ってみる

私はトータル5ヵ所のクリニックを受診しましたが、先生によって言うことが違ったり、提示される対処法もさまざまでした。医師に提示された治療や対処法を試しても改善しない場合は、ほかのクリニックを訪ねてみるのも有効だと思います。 

2.専門性が高そうなクリニックにも通ってみる

ひとくちに女性向けの婦人科やクリニックと言っても、医師によって得意・不得意があります。たとえばがん治療に詳しい医師もいれば、不妊に詳しい医師、性交痛に詳しい医師もいます。自分の悩みに合うクリニックはどこなのか、Webサイトや先生の経歴から専門性を見極めることも大切です。

私は1ヵ所目のクリニックに行ってから5ヵ所目で「処女膜強靭症」と診断されるまで、6年ぐらいかかりました。もっと早めに的確なクリニックで診てもらっていれば、彼との関係性ももっと早くよいものにできたと思うし、お金もここまでかかっていなかったと思います。

今さら悔やんでも仕方ない部分ではありますが、原因不明の痛みに悩んでいる方は、ぜひ参考にしていただければと思います。