処女膜強靭症とは？特徴や調べ方、体験談などまとめてみた

処女膜強靭症とは

この記事では「処女膜強靭症」にまつわる情報を私なりにまとめてみました。

なかなか検索でもヒットしづらいトピックスだからこそ、性交痛や処女膜強靭症に悩む方の参考になれば幸いです。

処女膜強靭症とは？
処女膜強靭症の特徴
処女膜強靭症のつらいところ
処女膜強靭症の調べ方
処女膜強靭症の治療方法
処女膜強靭症の体験談
最後に

処女膜強靭症とは？

「処女膜強靭症」を理解する上で大切なのは、処女膜の存在です。よく「処女膜がやぶれた！」なんて表現をされることとから、処女膜は膣の入口に張っている風船みたいな膜だと思われがち。しかし実際は、膣口の近くにあるヒダ状のもので、もともと穴が開いています。（参考：ゆかりレディースクリニック　処女膜のイラストが掲載されています。イラストなのでグロくありませんよ）

膜の状態には個人差があり、かたい人・やわらかい人・薄い人・分厚い人とさまざまですが、かたくて厚い場合は性交渉をするのが困難だったり、痛みを伴います。このように、処女膜がかたくて厚い状態や、かたくて厚いがために性交渉が困難である状態のことを「処女膜強靭症」と言います。

私の体感では、処女膜強靭症について知見のある医師はほんの一握り。私のように複数の婦人科で「異常なし」と言われても、実は処女膜強靭症だった、ということもあり得ます。「もしかして処女膜強靭症かも…」という方は、性交痛や処女膜強靭症にくわしい医師に診てもらうことをおすすめします。

【参考Webサイト】
福岡博多駅前通中央クリニック
渋谷文化村通りレディスクリニック
うまみ美容クリニック

処女膜強靭症の特徴

処女膜強靭症の症状は、次の通りです。後半はすみません、私感です…。

・性交時に痛みがある
・性交時に出血がある
・痛くて性交渉できない
・性交渉できなくもないけどまじで痛い
・まわりは「慣れの問題だよ」って言うけどそういう問題じゃない気がする
・彼のために頑張って我慢してるけど毎回死にそう。つらい。もう嫌

私の場合、指1本ならギリギリ入るけれど（痛いと言えば痛い）、ブツを入れるとなると毎回裂けそうな痛みがありました。毎回こんな痛い思いするぐらいなら一生できなくてもいいわ！！！と逆切れしそうになるレベルの痛みです…。

痛みの程度は人それぞれだと思いますが、「なかなか奥まで入らんなあ…」という方は、処女膜強靭症に知見のある医師に診てもらうことをおすすめします。

処女膜強靭症のつらいところ

まだまだ知名度が低い処女膜強靭症。生死に関わるような病気ではないものの、本人にとっては深刻な問題です。

ここからは処女膜強靭症のしんどいところを挙げてみます。同じ症状を持っている方には「あるある～！！」と思っていただけたら幸い。処女膜強靭症でない方や男性陣には、もしかすると身近な人にこんな気持ちを抱えている人がいるかも…と考えるきっかけになれば幸いです。

1.周囲に相談しづらい

女性器の悩みは人に言いづらいですよね。ましてや処女膜の悩みなんて、友人にも彼にも親にも言いづらいことこの上ありません。だいたい「処女膜強靭症」というネーミングも、わかりやすいんだけどあからさますぎて言いづらい。

私は途中からこの辺の感覚がマヒしてきてｗ、関係性が近い人には正直に打ち明けて、なるべくストレスを溜めないようにしていました。

2.妊活できない

あたり前ですが性行為ができないと、物理的に子どもができません（シリンジ法とかいろんな手段はありますけれどね）。将来子どもが欲しいしな…という気持ちもあり、私は手術に踏み切りました。

3.下ネタになったとき反応に困る

男性がいる飲みの席で「彼氏との相性どうなの？」とか「どれくらいの頻度なの？」とかそういう話になるときってありますよね…。しかし「痛くてまともにできないんです」と正直に話すのも恥ずかしい。かといって嘘をつくのも忍びない。ほんっとうにこの手の話は苦痛です未だに。

私は声を大にして伝えたい。全員が全員、セックスできる身体だと思うなよ、と…！

4.彼とひとつになれない

これが一番つらいことかもしれません。私も「セックスできないから」という理由でフラれかけたことがあります。結局その後、話し合いやいろんな経験を通して復縁？したのですが…。

身体がすべてではないけれど、愛する人とつながれないというのはなかなか苦しいものです。

処女膜強靭症の調べ方

処女膜強靭症はなかなか自分で見極めるのは難しいため、病院で医師に膣を見てもらい（内診）、診断してもらう…というのが一般的かと思います。ただし私の経験上、処女膜強靭症だと診断できる医師はごく一握り。内診で「処女膜強靭症だね」と診断する医師もいれば、「異常なし」とする医師もいます。そのため、異常なしと診断されたけど、どうやったって痛い…という方は、いくつかのクリニックを行脚してみることをおすすめします。

さて、内診についてですが、ブログをご覧の方のなかには内診を受けたことがない方もいると思うので、ちょっと詳しめに書きます。

～内診の流れ～
・看護師さんから、着替え専用のスペースに案内されます。
・下半身のみ衣類を脱ぎます。ショーツやタイツも脱ぎます。靴下は履いたままでOK
・そのまま内診台に座ります。たいていの場合、おなか付近にカーテンがあり、向こう側が見えない状態になっています。
・看護師さんもしくは椅子の自動アナウンスとともに、太ももの部分がウィーーーンと開脚されます。どんなに抗っても股が開きます…。私はこの瞬間がいちばんこわいです…。
・医師がブツを見ます。このとき、膣鏡（クスコ）という器具を使って、膣口が広げられます。毎回このときは痛い＆何をされてるのかわからない恐怖で汗だくです…。
・一通り見られたあと、看護師さんが部位を洗浄しておしまいです。あとは着替えて、別室の診察室へ。内診の結果が告げられます。

ちなみに、「女医さんでも内診は嫌！」という方は、最初に内診は苦手である旨を伝えておくとよいかもしれません。多少は配慮してくれるはずです。私も触られるのは超苦手なので（見られるのが恥ずかしいというよりも、痛いから触られるのが嫌）内診台ではいつも「いたっ」「そこ痛いです！！」と叫びっぱなしです。。。笑

あくまで私感ですが、医師のなかには雑な対応をする方もいます。Webサイトにどんなに心惹かれる素敵なことが書いてあっても、いざ病院に行ってみたら看護師も医者も雑な対応だなオイ！といったこともありました。このあたりの見極めは非常に難しいところですが、微妙な病院にあたってもめげずに次にトライしてほしいなと思います。